リーディング公演 演出家決定のおしらせ
文化庁委託事業「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進劇団育成公演
温泉ドラゴン新作 『悼、灯、斉藤(とう、とう、さいとう)』プレ企画
リーディング公演 演出家決定のお知らせ
劇団温泉ドラゴンは、文化庁・公益社団法人日本劇団協議会主催「日本の演劇人を育てるプロジェクト」の一環として、2023年2月に東京芸術劇場シアターイーストにて上演する新作公演『悼、灯、斉藤(とう、とう、さいとう)』(作:原田ゆう 演出:シライケイタ)にあたって、プレ企画として戯曲をブラッシュアップするためのリーディング公演+ディスカッションを2022年11月に行います。
このリーディング公演の演出家を公募しておりましたが、多数の応募の中から一次審査(書類)、二次審査(面談)を経て、中澤陽さん(舞台作家)に演出家が決定いたしました。
リーディング公演の詳細は追って告知いたします。
中澤陽さんプロフィール
舞台作家。1992年6月4日生まれ。2012年、舞台作家の小野彩加と共に舞台芸術の創作を行なうコレクティブとしてスペースノットブランクを設立。二人組の舞台作家としてこれまでに多くの作品を創作、上演している。主な作品として、『舞台らしきモニュメント』『フィジカル・カタルシス』『ラブ・ダイアローグ・ナウ』の他、第63回岸田國士戯曲賞受賞劇作家/松原俊太郎と協働した『ささやかなさ』『光の中のアリス』『ミライハ』など。その他に、映像作家として、室伏鴻のアーカイブ映像の制作、中村蓉『リバーサイドホテル』『顔』などの作品に参加。パフォーマーとして、Fabien Prioville Dance Company『The SOMA Project』、藤田貴大『A-S』、池田亮/ゆうめい『フェス』『〆』、三野新『アフターフィルム』、額田大志/ヌトミック『ワナビーエンド』、福井裕孝『デスクトップ・シアター』、本橋龍/ウンゲツィーファ『ロイコクロリディウム』『Uber Boyz』、今野裕一郎/バストリオ『一匹のモンタージュ』などの作品に参加している。2019年、利賀演劇人コンクール/優秀演出家賞二席受賞。2021年、KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリスト、穂の国とよはし芸術劇場PLAT「高校生と創る演劇」演出。2021年度及び2022年度、公益財団法人セゾン文化財団「セゾン・フェローⅠ」。
* * *
今回の公募にあたって
【2023年本公演の演出・シライケイタ からのメッセージ】
この度は多数のご応募ありがとうございました。僕らより世代の若い様々な作り手にお会い出来、多くの気づきがありました。今回は、中澤陽さんにプレ公演の演出をお願いすることになりました。中澤さんの人柄や経歴もさることながら、僕らと中澤さんの作ってきた作品や感性に、大きな距離があることが最大の魅力でした。僕らの知らない世界と出会いたい、まだ見た事のないものを見たい。その一心で中澤さんにお願いすることにしました。
どうぞご期待下さい。
シライケイタ
【作・原田ゆう からのメッセージ】
ご応募いただいた皆様から、これまでの経歴や志向されている演劇観などを大変興味深く聞かせてもらい、こだわっていくことへの大切さがあらためて身に染みました。枠に囚われたくないと思う中で、なかなか枠から飛び出すことができなかったりするので、今回の面談でそのきっかけの可能性を感じることができました。
選出された中澤さんは、我々の劇団とかなり違う表現形式で活動されており、その中澤さんが会話劇をどのように演出するのか、にとても興味を惹かれたのが決め手になりました。
ご応募いただいた皆様、どうもありがとうございました。
原田ゆう
参考:リーディング公演 演出家募集
Comments